雨が降る日やその前から、頭や首・肩などが痛くなる、気持ちが落ち込む、めまいがする等の不調はありませんか?
それは、天気や気圧の変化に影響されて起こる「天気痛」かもしれません。これから、気圧の変化が大きくなる時期に突入しますので、天気痛との上手な付き合い方を知っておきましょう。
天気痛ってなに?
天気痛とは、天候や気圧の変化によって引き起こされる痛みや不快な症状のことです。具体的には、頭痛、関節痛、肩こり、めまい、気分の落ち込みなどが挙げられます。この症状は、気圧の変動が大きいときに顕著になります。例えば、低気圧が近づくときや台風が来る前後などに、天気痛を感じる人が多いです。
どうして天気痛が起こるのか
天気痛の原因は、気圧の変化が自律神経に影響を与え、それが痛みや不快感を引き起こすと考えられています。
気圧の変化を感じるセンサーば、耳の奥にある内耳と考えられています。内耳が急激な気圧の変化を感じると、交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスが乱れてしまいます。交感神経が活発になりすぎると痛みの神経を刺激し、頭や古傷が痛くなります。
一方、副交感神経が活発になりすぎると、倦怠感や気分の落ち込みを感じます。「天気痛」が起こりやすい方は、内耳が敏感で、気圧の変化を感じ取りやすい状態といえます。適切なケアで天気痛の症状を緩和しましょう。
自分でできる天気痛の対策
症状がひどいと、1日中何もする気が起こらない、起き上がるのもしんどい、という方もいる程辛い天気痛。少しでも症状が解消する為のセルフケアとして、耳のマッサージが効果的です。
耳まわりの血流が悪いと内耳のリンパ液が滞り、めまいや頭痛を引き起こします。天気痛の症状が出そうなときはもちろん、日頃から行うことで天気痛の症状が起こりにくくなります。
耳マッサージの方法
STEP1 耳をゆっくりと引っ張る(横と後ろにそれぞれ5回ずつ)
STEP2 耳をゆっくりと回す
STEP3 ホットタオルで耳を温める
耳マッサージは、朝昼晩と1日3回行うと1か月程度で体質改善の効果も期待できます。天気痛を予防するためにも、習慣化していくと、天気痛知らずになれるかもしれません。
また、耳を温めることでリラックス効果もありますので、マッサージと併せて行ってください。
︎まとめ
今回は、天気痛のことと効果的なセルフケアについてお話しました。天気痛の症状や度合いは、人によって様々です。自分でできるケアを毎日行いながら、天気痛に影響されないよう元気に過ごしましょう。
それでも体調が優れないときは、無理せずゆっくりと過ごしてくださいね。耳のマッサージと併せて、睡眠の質をあげることも意識しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。