頭痛には、さまざまな種類があることはご存知でしょうか。頭が痛いと体を動かすだけでも辛く、日常生活にも支障がでてしまいます。
私は、ヘッドスパ専門店で勤務した経験がありますが、頭痛で悩んでいる方が本当にたくさんいて驚きました。
この記事では、頭痛の種類と見分け方、それぞれの頭痛に合ったケア方法をお話していきます。
普段から頭痛に悩まれている方は、最後までお読みください。
頭痛の3つの種類と特徴
一言で”頭痛”といっても、その症状によって種類が違い痛み方も異なってきます。以下のものが一般的な頭痛の種類です。
1. 緊張型頭痛（緊張性頭痛）
最も一般的なのが、緊張型頭痛です。
ストレスや姿勢の悪さ、眼精疲労、睡眠不足などが引き金になることが多いです。
緊張型頭痛の症状
頭全体の圧迫感
頭を締め付けられるような圧迫感や鈍い痛みを感じることが多いです。痛みは両側性で、頭全体や前頭部、側頭部、後頭部に広がることがあります。
軽度から中等度の痛み
痛みの強さは軽度から中等度で、日常活動を続けることができる程度のことが多いです。ただし、痛みが強くなることもあります。
持続的な痛み
痛みは持続的で、数時間から数日間続くことがあります。痛みが一過性である場合もありますが、慢性的に続くこともあります。
筋肉の緊張
首、肩、頭皮の筋肉が緊張し、硬くなることが多いです。筋肉のこりや痛みを伴うことがあります。
感覚過敏
光や音に対する感覚過敏は片頭痛ほど強くないものの、敏感になることがあります。
疲労感
頭痛に伴い、全身の疲労感や倦怠感を感じることがあります。
2. 片頭痛
症状は人によって異なり、片頭痛の特徴的なパターンに合わせて現れることがあります。また、片頭痛の発作は数時間から数日間続くことが一般的です。重症の場合、日常生活に影響を及ぼすほどの強い痛みが伴うこともあります。
片頭痛の症状
脈動する痛み
一側性（片側）の頭痛が特徴的で、通常は頭の片側に痛みが集中しますが、両側に広がることもあり、脈動するような痛みを感じることがあります。特に頭の側部や額に強く感じられることが多いです。
吐き気や嘔吐
頭痛に伴い吐き気や嘔吐が生じることがあります。特に強い痛みがある場合に現れることが多いです。
光や音への過敏
光や音に対する過敏症が生じることがあります。明るい光や騒音が頭痛を悪化させることがあります。
視覚的な変化
頭痛が始まる前に、一部の人は視覚的な変化を経験します。例えば、閃光や点滅する光、視界の歪みなどが見えることがあります。
3. 群発頭痛
群発頭痛は突然発生し、非常に激しい痛みを伴います。痛みは通常、頭の一側（片頭痛と同様）に集中します。
群発頭痛の症状
一側性の痛み
痛みは通常、一方の側頭部や目の周り、顔の半分に発生します。一部の人は痛みが交代することがあります。痛みは非常に激しく、焼けるような痛みや刺すような痛みを伴うことがあります。
発作の頻度
群発頭痛は「群発期」と呼ばれる期間に集中して発作が起こります。1日に複数回の発作があることが一般的で、特に夜間に多く発生することがあります。発作は通常、15分から3時間ほど続きます。
自律神経症状
群発頭痛の発作には、目の周りの赤み、涙や鼻水の過剰分泌、目のかゆみや充血などの自律神経症状が伴うことがあります。これらの症状は片頭痛には見られない特徴です。
活動への影響
痛みが非常に激しいため、活動を制限することがあります。例えば、発作中は動くことや外出することが難しくなることがあります。
睡眠障害
群発頭痛の発作は通常、夜間に頻繁に発生するため、睡眠障害を引き起こすことがあります。
これらの症状が群発頭痛の特徴であり、群発頭痛の診断において重要な要素となります。群発頭痛は非常に苦痛な状態であり、適切な治療を受けることが重要です。
頭痛別の適切なケア方法
緊張型頭痛のケア
休息とリラクゼーション
・十分な睡眠をとり、規則正しい生活リズムを維持する
・ヨガや瞑想、深呼吸法などのリラクゼーション技法を試す
適度な運動
・散歩や軽いストレッチ、ヨガなど、日常的に無理のない運動を取り入れる
姿勢の改善
・長時間のデスクワークやスマートフォンの使用中は、姿勢を意識して正しく保つ
・定期的に休憩を取り、首や肩のストレッチを行う
温める
・温かいシャワーや入浴、ホットパックを使用して筋肉をほぐす
マッサージ
・頭部や首、肩のマッサージを行い、緊張を和らげる
水分補給と食事
・十分な水分を摂取し、バランスの取れた食事を心がける
片頭痛のケア
トリガーの特定と回避
・食べ物、飲み物、環境要因（強い光、騒音、匂いなど）ストレスなどの片頭痛のトリガーを特定し、避けるようにする
ライフスタイルの管理
・毎日同じ時間に寝起きし、規則的な睡眠パターンを保つ
・定期的な食事を摂り、血糖値の急激な変動を避ける
リラクゼーションとストレス管理
・ヨガ、瞑想、深呼吸法などを取り入れる
・軽い運動を日常に取り入れ、ストレスを軽減する
環境調整
・片頭痛が発生した際には、暗く静かな場所で休む
・冷却パックを頭や首に当てて痛みを和らげる
水分補給
・十分な水分を摂取し、脱水を避ける
群発性頭痛のケア
酸素療法
・高濃度の酸素を吸入することで、発作を速やかに和らげる効果があります
生活習慣の改善
・規則正しい生活習慣を維持し、ストレスを管理する
・アルコールやタバコを避けることが重要
冷却療法
・冷たい湿布や冷却パックを痛みのある部位に当てることで、痛みを和らげる
規則正しい睡眠
・規則正しい睡眠パターンを保ち、睡眠不足を避ける
頭痛の種類を見極めて適切なケアをしましょう
今回は、頭痛の種類と見分け方、それぞれのケア方法についてお話しました。頭痛が酷くなると、気力が沸かず気分も落ち込んでしまいます。生活の質を上げる為にも、頭痛と上手に付き合っていきたいですね。︎
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
